恋愛エッセイ 〜高2編 Cross Road 第3話〜



ある日、彼女はメールでいきなり聞いてきた。
今まで自分の心の中にあったものは絶対的でそれが今崩れかけてきているという内容だったと思う。
僕は彼女が何を言いたいのかよくわかっていた。
彼女は少しわかるように説明してくれて、最後に自分の気持ちをハッキリさせると言っていた。
彼女はフラれることわかっているけど、けじめをつけるために・・・
ということで告白すると言っていた。
でも、今想う。
このときくらいから何かが動き始めていたような気がする。



それから何日かして席替えをした。
彼女とは席は離れた。
そしてあのメールからあんまり話さなくなった。
席替えをして話をする機会もなくなったし、気まずかったというのもある。
彼女が先輩に告白すると言っていたけどどうなったかも彼女からは何も連絡はなかった。
何日かしてクラスの仲のよい女友達から聞いた。
その次の日に朝学校に早く行った。教室には彼女を合わせて2人くらいしかいなかったと思う。
教室に入ったすぐに彼女と話した。
先輩のことを聞くと泣いてしまった。
あまり深いことを聞くこともできず、そっとしておいた。
正直、僕も何もしてあげることができなかった。
僕からどうするでもなく、彼女とは見えない距離が広がっていくような気がした。



季節は過ぎ冬になった。それからほとんど話すことはなくなった。
もう進路についても考えるときだったし、お互い忙しい生活を送っていた。
3年になって学校際のときも僕は生徒会だったのでクラスのことにはまったくといっていいほど関われなかったから。


3年になって何のことでもめてしまったか忘れてしまったけど、けんかをして泣かせてしまったこともあった。
それから進路実現に向けてたまに話をしてどこの大学に進学するか聞くぐらいだった。
仲のよかった友達が授業中に僕に言った。その彼女が気になると言ってきた。


僕は別になんとも思っていなかったのでいいと思うよ。くらいしか言うこともなかった。
その友達はきっと僕がまだ好きだと思って言ったのではないかな?そんなに正直ライバル心もなかったし、そんなオーラも出してなかったのに・・・
今考えるとお互い恥ずかしい思い出です。



お互い推薦入試で大学の進路を決めてあとは卒業式だけが高校での行事になった。



最終話に続く・・・

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