恋愛エッセイ 〜高2編 Cross Road 最終話〜



卒業式までに自由登校となり、もうクラスのみんなと会うこともなくなった。
そして卒業式。
式が終わって教室に戻ってきた。
泣いている人、笑っている人みんな揃って卒業。
卒業アルバムの裏のほうにメッセージを書いたりする。
そこに彼女からも書いてもらった。
僕も書いたと思う。
何と書いたか忘れたけど、確か今まであったことを少し書いたと思う。


卒業式が終わってその日から顔を合わせなくなった。
卒業してから1度だけクラス会があったけど一言も話さなかった。
二人ともそれぞれ新しい生活が始まった。


大学生活のなかで僕にも恋人が高校のときからいるので、遠距離になったけどお互いで時間を作って会ったりしている。
夏休み前にクラスの友達からその彼女は大学の先輩と付き合っているということを聞いた。
僕は彼女に何もしてあげられなかったので幸せになってもらえばそれでいい。


夏休みにクラス会があり地元で会った。
まじめな人だったので酒はあまり飲まないのかなと思っていたけど、弱いのに飲んで酒癖の悪い女になっていた。
あげくの果てに絡みにくるし。
そこで自分の彼氏の自慢話を聞いた。
ずいぶん仲良くしているみたいで、半同棲状態だと聞いた。
最近連絡を取る機会があったので聞いたところ、猫まで飼っているみたいでもう新婚夫婦みたいだった。
クラスの女友達から結婚するかも。
と言われるくらい。
僕も彼女たちに負けないくらい恋人を大事にしたいと思っている。
お互いもう会うことも少ないと思うけど、それぞれの大学生活を大事にして、夢に向かっていけたらいいと思う。


最後に、高校2年になってはじめて話したときから、わかったこともあったけど、わからなかったことも多かった。
人生の中で短い時間だったけど辛くて悩んだりもしたし、楽しかったこともあった。


それは“過去”というより、思い出として何十年か経って話せたらいいと思う。
お互い大切な人を信じて、いつまでも幸せに。

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