Kontosi エッセイ〜今ここにいる〜

今自分はここにいる。
去年の今は大学の推薦入試前で必死だった。
1年が過ぎるのは早い。来年の今はどうしているだろうか。

今は去年とまったく違う環境で暮らしている。
最初は誰一人同じ高校の友達もいなかった。
もちろん中学の友達もいなかった。
でも、今は楽しい大学生活を送れる。
今住んでいる寮に入ってからいろんな人と出会い、いろんなことを教えてもらった。

高校の数学の先生が言っていた。
「大学に行かせてもらえるなら行ったほうがいい」
「今いる世界がさらに広がるし、知らなかったことが一杯見つかる、いろんな人と出会える」先生は言った。
高校の時は理解していたけど、それは自分の想像の範囲で実感はできなかった。


でも、大学に入ってわかった気がする。
今まで高校に入っても必ず中学の友達はいた。
最初は知り合い同士依存していたような気がする。
大学は違った。自分を最初は誰も知らない。寂しさもあった。
仲良くなり始めていろんな人のいいところ、不思議なところ、しっくり来ないところ・・・それが新鮮だったし、世界が広がった感じがした。

自分の住んでいるところをみんなは知らなかった。
僕も友達の地元を知らなかったところもあった。
それはそれぞれ出会わなかったら僕の地元も知らないままだったかもしれないし、その友達の地元も僕は知らないままだったはず。
だから、今まで自分の中で普通だと思っていたことが普通じゃなかったり、言葉も方言を言って笑われることだってある。
それもいいと思う。だって、全部同じだったら面白くないし、新鮮さもない。
みんな地元がそれぞれだから、ひとつの言葉でもみんなにどう言うか聞いてみたり。
大学の友達もいろんな人がいる。ほとんど同じ授業をとっている人。その人はなんだか高校の時の仲がよかった友達に似ている。
自分のことはほとんど語ろうとしない。聞いても教えてくれなかったり、自分をあんまり見せたくないような感じがする。
それは時間が経てば打ち解けるのかはわからない。でも、いい奴なのはわかるからそのままでいいと思うし。
大学で同じ学科に10くらい年が違う人がいる。その人は看護師の資格を持っているらしい。その人とはあんまり話す機会がないけど、これから話していきたいと思う。
見ていると見本になることも多いし、同じ学科で学んでいるから、先輩として聞きたいこともあるし、同じ夢を持つ一人として聞きたいこともある。
他にもノリがいい奴も何人かいるし、面白い人もいる。もちろん優秀な人も。浪人して年が違うけどそんなのはわからないほど仲良くしている。


そんな生活を送りながら、寮も自分の中で存在が大きい。
一人暮らしをすればあんまり話すこともなくなって独り言が増えたりすると思う。
でも、寮は学年の違う先輩でも話をすることがある。
大学に入ってこのページをはじめたのもきっかけだったし、勉強していてわからないことがあれば聞いたりすることもある。
間違いなく自分より社会のことも知っているし。


まだ大学に入って1年も経たないけど、よく考えると今の大学から合格通知をもらってからもう1年になる。
時は早い。
でも、この環境で学ぶものがいくつもある。
これからも友達や寮の先輩、仲間と仲良くしながら、生きていくうえで一生の友達になれたらいいと思う。
大学に来て出会った人たちとは、運命というか・・不思議なつながりだったりすると思う。
高校のときのはまったく知らなかった人と今は当たり前のように大学で会ったり、遊んだり。共に生活したり。

運命なのか、会うべきして出会ったのか。
きっと、出会うべきして会ったんだと僕は思っている。

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